「ごはんよー!」
母親に声を掛けられ、リビングに向かうと、隣に住んでいるはずの琴音が何故かうちの食卓に着いていた。
「何してんだよ?」
わざとぶっきらぼうに言うと、母親が口を開いた。
「今日ね、ご両親とも出張でお留守なんですって。女子高生ひとりでお留守番、っていうのも危ないじゃない? だから家に泊まりに来てもらうことにしたの」
琴音はただにこにこと笑っている。
ふうん、と相槌を打ちながら、見慣れたはずの制服姿の琴音に今更ながらとんでもない魅力を感じていた。
「琴音、お願い、足で触って……」
琴音は夕食時に見せたあの笑顔と同じ表情を作って、紺のソックスを履いた足で露わになった俺のペニスを軽く弾いた。
「真お兄ちゃん、さっきはあんなにむすっとしてあたしと目も合わそうとしなかったのに、こういうときだけずるいんじゃないの?」
琴音は制服姿のまま俺のベッドに座って、俺は全裸で床に正座している。
時刻は午前2時。風呂に入った際にパジャマに着替えた琴音に、もう一度制服を着てもらった。
短いスカートから白い下着が見え隠れしている。俺のペニスはこれ以上ないほど切なく勃起していた。
「お願い、触ってくれよ……」
俺は琴音の足を持ち、自分のペニスに擦り付けた。柔らかなソックスがペニスに刺激を与え、溢れ出た我慢汁が、それを少しずつ濡らしていた。
「あたしの足でオナニーするの?いやらしい」
侮辱されても、俺の手は止まらなかった。力が抜かれた琴音の足を持って、ただひたすらにペニスにこすりつける。濡れ始めたソックスがペニスと擦れてくちゅくちゅと音を立てる。
ちらりと上を見ると、琴音もセーラー服の上から自分で自分の胸を軽く揉んでいた。俺と目を合わせた琴音は、まるで汚物でも見るような目つきで、それでいて口元に笑みをたたえ、男を煽情させるためだけの表情を作った。
そこで、俺の理性のタガは吹っ飛んだ。
「ううっ、出そう……」
射精感が高まり、俺は腰までも動かして琴音の足でペニスをしごいていた。
「もう出すの? どこに出したい?」
「琴音の制服に出したい。……だめ?」
俺は返事も待たずに立ち上がり、琴音に向かって右手でペニスをしごいた。
「出る、出るっ……」
びゅる、と勢いよく出た精子は制服のスカートを白く汚し、大きな沁みを作っていった。
「あーあ、汚しちゃって」
長い射精が終わったあと、琴音は言った。
「ご、ごめん。俺が洗うから」
「こんなにするなんて、ひどい大人。真お兄ちゃん、もうハタチなのに、あたしにお仕置きされたいの……?」
その言葉で、俺はまたペニスがむくむくと勃ち上がってくるのが分かった。
「うん……」
欲望を肯定する以外、俺に何が言えただろうか。
――遊びたがっているのは、俺と琴音、一体どちらなのだろう。