男は誘われるがままにベッドへと乗り上げた。すると彼女は自ら男を押し倒し、馬乗りになって顔を覗いてきた。
「ふふふ、おじさんが悪戯しないように手、縛っておこうね?」
いつから持っていたのか、彼女は服のポケットから丈夫そうな紐を取り出すと男の両腕をひとまとめに縛った。今までノーマルなプレイしか経験してこなかった男は、縛られるという行為に興奮を強めていた。
「あれぇ?おじさん、おちんちんがおっきくなってるよ?」
スルスルと下に体をずらしていき、男の足の間に顔を近づけた彼女は男のペニスを指さして疑問符を浮かべている。
「あ…ああ。みゆきちゃんが可愛くて、大きくなってしまったんだ。」
「そうなの?嬉しい!」
彼女は小悪魔的な笑みを見せながらふーっとペニスに息をかける。彼女のプルンとした肉厚のリップが別のいやらしい部分に見えて、男は早くその中に入りたいと言うようにペニスを震わせた。
「へぇ、男の人のおちんちんってこんな形なのね。」
彼女はそっとそこに手を触れたかと思うと、唐突に皮を剥いてきた。
「だめだよ、そんなことしちゃ!」
慌てる僕に目もくれず、彼女は男の亀頭を雁首までしっかり剥きあげる。
「わっ…くっさぁい。」
顔を顰めた彼女に、男は「ほら、ダメだって言っただろ?」と恥ずかし気に顔をそらす。一日デスクワークによる働きづめで蒸れたそこには強烈な匂いと恥垢がこびりついていた。
しかし、彼女は「やぁん」と嫌がる素振りを見せながらも表情は恍惚としていた。
「おじさんのおちんぽ、くさくて汚いね。」
彼女は剥き出しになった先っぽをじっくりと凝視してくる。自慢できるような特徴もないそこをそんなにも女性に熱心に見つめられたことなどなく、男は「見られる」快楽を得ていた。
むくむくと膨張すしていく亀頭に、はぁ、はぁと熱い彼女の吐息が触れる。
「先っぽ真っ赤にして、震えちゃって…なんだか可愛い。」
彼女はペニスの異臭を存分に堪能したあと、男に見せつけるように舌を伸ばして言う。
「おじさんのおちんぽ、みゆきが特別にきれいきれいしてあげようか?」
興奮に目を爛々とさせながら、睾丸を揉みしだき、彼女は男を誘う。
「だめだよ、汚いから。」
男が遠慮するも、彼女はそれを無視してぱくりとペニスを口へ入れてしまった。
「ぅぅう!」
途端、絡みつく舌が男の亀頭をねっとりと包み込む。ぐるぐるとまわすように舐められたかと思えば、雁首の下、恥垢が溜まりやすい部分をほじくるように舌先が滑り込んでくる。ぐんぐん吸引され、パンパンに張り詰めた亀頭をぐちゃぐちゃに舐められるのは、今まで味わったことのない快感だった。
彼女は男の快楽に歪む顔を観察しながら、じゅ、じゅ、とペニスを舐めしゃぶる。男のくせに裏返った声をあげてビクビク震える姿を罵るような目線で挑発的に見つめてくる。
自分だけ素っ裸に剥かれ、ベッドの上、いいように辱められる行為に男はかつてない興奮を覚えた。
「おじさんのくさいおちんぽ舐めてあげるんだから、おじさんも私の蒸れたおま●こ味わってよね?」
別にそこを舐めてくれと強要した覚えはないのに、彼女は理不尽な理由付けをして男の体を跨ぐと、パンティの湿った股布部分を男の顔面に押し付けた。
「んぐぅ!」
窒息しそうな圧迫感に、思い切り息を吸い込めば、愛液と女性器の匂いが混ざり合った強烈な雌臭が肺いっぱいに広がる。
彼女のパンティはぐちょぐちょに湿っていて、それが呼吸を更に邪魔する要素となっている。必要な酸素を取り込むには思い切りそこの匂いを吸い込むしかなく、男は咽そうになりながらも彼女の股間の匂いを何度も大きく取り込んだ。
「やだぁ、おじさん。みゆきのあそこの匂い嗅いでエッチな気持ちになってるの?お汁が出てきたよ?」
彼女はこちらの羞恥を煽るように状況報告しながら、嬉しそうに先端部を吸ってくる。
「今日は、いっぱい、いーっぱい遊んであげるからね?」
男がその日を境に変態的な性癖をもってしまったのは言うまでもない。
おしまい。